クルマはずっとモデルチェンジし続ける
私がユーザー(客)と商談をしていると「モデルチェンジを待っている」というフレーズを耳にすることが結構あります。
確かに高い金額を支払ってクルマを購入するのですから”損をしたくない”という気持ちはわかります。しかし、この”気持ち”を持ち続けているとしたら、クルマを購入することが難しくなります。
それぞれのタイプに味がある
クルマはひとつのモデルで数年に1回(メーカーによっては1年に1回)モデルチェンジをします。モデルチェンジは年次改良とも呼ばれたりします。
ハッキリいって悩むだけ時間のムダです。なぜなら、新しければ新しいほどいいクルマであるとは限らないからです。
一番最初のモデルはテストにテストを重ねていろいろな実験を行い、競合車種のデータとも照らし合わせてメーカーが「一番いいクルマ」と判断して販売します。
その結果、メーカーの意思がかなり反映されるのでファーストモデルは尖った性能になりがちです。100点のところもあれば60点(走りが100点で乗り心地が60点といったような)のところもあります。
モデルチェンジ後はユーザーの意見が反映されるので、徐々にマイルドな味付けのクルマになっていきます。いわゆる優等生なクルマですね。
どのモデルも味があります。実際、私がこれまで新車で購入してきたクルマは全てAタイプ(初期タイプ)でした。後悔したことはありませし、凄く愛着が持てました。
最新モデルが一番いいとは限らない
最新モデルが一番いいクルマになるとは限りません。確かにユーザーの意見を反映した後期モデルはコストパフォーマンスは高いかもしれません。しかし、初期モデル、中期モデルでも人気のあるクルマは結構たくさんあります。
また、フルモデルチェンジしてしまうとエクステリアやインテリアのデザインも一新してしまうので、場合によっては前のモデルのほうが好みだったということにもなりかねません。
フルモデルチェンジ前は狙い時
クルマを購入するタイミングがフルモデルチェンジ前であった場合は、迷わず購入しちゃいましょう。新型を待つという選択肢もあるかもしれませんが、フルモデルチェンジ前の最終モデルだとコストパフォーマンスが非常に優れています。
最終モデルのクルマは販売台数が落ち着いた時期と重なるので、メーカーはいろんなパーツを価格はほぼ据え置きでだしてきます。快適機能が標準で付くケースが多いですね。
また、言い方は悪いですが在庫処分をしなければならないので、この時期に大きい値引き条件が引き出しやすいのは事実です。納期が早くなるのもポイントです。
まとめ
結論からいうと「クルマは買いたい時に買うべき」です。新型を待つ必要はありません。極論をいっちゃえば、欲しいクルマが発売されるタイミングで今のクルマを売っちゃえばいいと思います。
確かにクルマは高い買い物ですが、固く考えずに気楽に考えたほうがいいです。大事なのは勢いです。
迷いは禁物。勢いが大事です。