運転がラクなAT車ですが、うっかりミスが大事故につながることもあります。ペダル操作やセレクトレバー操作には十分に気をつけましょう。

木本壱成木本壱成

踏み間違いによる事故は65歳以上と、29歳以下に多い傾向があります。

ブレーキとアクセルの踏み間違いに注意


運転に適した靴を履いて、常にブレーキペダルとアクセルペダルの位置を確認し、余裕を持った運転を心がけましょう。「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」を装備しているクルマも、条件によっては作動しないことがあります。装置をあまり過信せず、ペダルの位置を十分確認しましょう。

特にバックの時は気を付ける・・・駐車場でバックするときなど、後ろを振り向いた姿勢で足の位置がズレ、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いをすることがあります。発進前にブレーキペダルとアクセルペダルの位置を確認し、急なアクセル操作を避けましょう。また、バックを誘導してもらう場合、クルマの真後ろは危険です。クルマの横に立って誘導してもらうようにしましょう。

運転席フロアマットはクルマに合ったものを

フロアマットはクルマに合ったものを選び、しっかり固定して使いましょう。フロアマットを2重3重にすると、使っているうちにずれて上側のマットがアクセルペダルを押してしまうことがあります。また、丸まってペダルの下に入るとブレーキが踏み切れなくなるおそれがあり危険です。フロアマットは1枚だけにしましょう。

エンジンスタート時、発進時、クルマから離れるときは?

エンジンをかけるときは、パーキングブレーキがかかっており、セレクトレバーが「P」であることを確認してください。発進時にセレクトレバーを操作するときは、ブレーキペダルを踏んでいることを確認し、前進「D」と後退「R」を間違えないよう、目で確認してください。また、クルマから離れるときは、必ずセレクトレバーが「P]であることを確認しましょう。