シートベルトやチャイルドシートは命を守る大切な装置です。しかし、使い方を間違えると思わぬ危険もあります。こどもの安全は大人が守ってあげましょう。
木本壱成
なんと6歳未満のこどもの3割が「チャイルドシート未使用」なんです。
シートベルトで遊ばせない
こどもがシートベルトで遊ぶと、ベルトが首に絡まるなど重大事故につながりかねません。特にALRが装着されている場合、ベルトを最後まで引き出すと、ALRが作動してベルトがゆるめられなくなってしまいます。
ALR(オートマティック・ロッキング・リフレクター)
ALRはチャイルドシートを確実に固定するために工夫された機構です。ベルトを最後まで引き出すとロック機能が作動し、最後まで戻さないと再び引き出すことができなくなります。
こどもの抱っこは危険なのでやめましょう
こどもを抱っこして乗車するのは大変危険です。必ずチャイルドシートを使用してください。チャイルドシートは、クルマのシートにフィットし、国の安全基準に適合したものを選び、後部座席に取り付けてください。
チャイルドシートは体格に合わせましょう
チャイルドシートはこどもの成長に合ったものを選んでください。また、装着の際は肩ベルトがからだにフィットしているかを確認してください。使用率は年齢上昇とともに減少傾向にあります。こどもがシートベルトを使用できるようになるまでは必ず装着しましょう。