エンジン不調は突然やってくる
自動車の不調は思わぬ瞬間に訪れるものです。
いざ出かけようとエンジンをかけてみたら、まったくクルマが動かなかったという現象に遭遇した方も多いのではないでしょうか。
落ち着いて原因を考える
エンジンが掛からない理由としては、いくつかの原因が考えられます。
もっとも多い原因は、バッテリー上がりでしょう。
バッテリー上がりの場合は甲高く音は鳴るものの、エンジンはいっこうにかからず、そのままでは発進することすらできません。
バッテリーは一般的に寒さに弱く、特に冬季に起こりやすい現象です。
普段はあまり目にすることのないバッテリーは、数年の時間をかけて劣化していきます。
劣化したバッテリーは放電ができなくなり、結果として甲高い音だけが鳴り響くことになります。
この場合、もっとも効果的な対処法はバッテリー交換です。
自力での交換が難しい場合や、まったく発進できずに修理店にも行けない場合には、ロードサービスなどに出張をお願いするのが確実です。
自動車内部のベルト破損や、オーバーヒートなどもよく挙げられる原因です。
どちらも自力走行は難しい状態になっており、搬送車などを用意して修理工場へと移動することになります。
ベルトは走行状態や経年劣化によっても故障へと至ります。
切れかけのベルトからは独特な音がすることもあります。
オーバーヒートの原因はオイル不足にあるため、こまめにオイルをチェックすれば未然に防ぐことができます。
ほかにもエンジンが掛からない理由は色々と考えられるでしょう。
プロに見てもらうのが1番
一度やってみて駄目だった場合であっても、しばらく時間をおけばエンジンが掛かることもあります。
しかし、再挑戦してエンジンが掛かったとしても、いずれまた停止する可能性があります。
そのまま修理工場やカーディーラーに診て貰うことをおすすめします。
エンジンが掛からなくなった時には、焦らず対処することが大切です。
クルマが動かない原因がどこかにあるはずです。
無理に自力での修理を行わず、出来るだけ早くプロに確認して貰いましょう。