もしもクルマが衝突したとき、乗っている人の身をしっかりと守ってくれて一番頼りになる安全装置、それがシートベルトです。
運転席・助手席はもちろん後ろの席でも忘れずに着用しましょう。「乗ったら締めよう」がすてきなカーライフの合言葉です。
安全運転は正しい姿勢から
まず安全運転は正しい姿勢が大切です。正しい姿勢のポイントは
- ヘッドレストの真ん中を耳の高さに合わせる
- 肩ベルトは鎖骨の上を通し、首に掛からないようにする。高さ調整ができる場合は、高さを調整する
- 高さ調整付きハンドルは、メーター類が見える高さに調整する
- ハンドルの上を握ったときにひじがわずかに曲がるように背もたれを調整する
- 腰ベルトは腹部にかからないようにし、腰骨を押さえる位置にする
- シートに深く腰かけ、背もたれから背中と腰が離れないように座る
- ベルトにねじれがないようにバックルを留め、肩ベルトを引き上げて腰ベルトのたるみをとる
- ペダルを踏み込んだ時にひざがわずかに曲がる位置にシートを合わせる
正しい姿勢で運転することで、長距離運転もラクになります。
後ろの席でもシートベルトを忘れずに
すべての座席のシートベルト着用が法律で定められています。
後部座席では、死者集の57%がシートベルト非着用というデータがあります。
忘れずにしっかりとシートベルトを着用しましょう。
妊娠中のシートベルト着用について
妊娠中もシートベルトを着用しましょう。
ただし着用にあたっては、かかりつけの医師に相談して、その注意に従ってください。
着用の際は、
- 腰ベルトを腰骨の低い位置にかける
- 肩ベルトを肩の中央から胸にかけ、ベルトがお腹にかからないようにする
無理には運転しないでタクシーを使うのも有りです。
シートベルトで遊ばせない
子どもがシートベルトで遊ぶと思わぬ事故を引き起こす危険性があります。
特にALRが装着されている場合、ベルトを最後まで引き出すと、ALRが作動してベルトがゆるめられなくなるので注意する必要があります。
ALR(オートマティック・ロッキング・リトラクター)
チャイルドシートを確実に固定するために工夫された機構です。
ベルトを最後まげ引き出すとロック機能が作動し、ベルトを戻した位置でロックし、最後まで戻さないと再び引き出すことができなくなります。
子どものだっこは危険
小さな子どもを乗せるときはチャイルドシートを使用してください。
たとえ子どもがいやがったとしてもチャイルドシートの使用に慣れさせることが大切です。
また、チャイルドシートを購入するときは、クルマのシートにフィットし、国の安全基準に適合したものを選び、必ず後ろの席に取り付けてください。
からだに合ったものを選ぶ
子どもの体格に合うように、いろいろなタイプのチャイルドシートがあります。
成長に応じて、いちばん適したものを選びましょう。また、装着の際には、肩ベルトが子どものからだにフィットしているか、きちんと確認してください。
シートカバー本体も軽くて丈夫、安定感もある。最強のコストパフォーマンス!
3歳頃から12歳頃までのロングユースモデル。しかもドリンクホルダー付き