昨今、競争の激しいSUV市場。6月24日には小型の新型車「日産キックス」が発表され、6月30日に発売されました。ヴェゼルやCX-3と同クラスとなるキックスは、日本市場では昨年末に生産が終了したジュークの後継車となります。日本では新型車とアナウンスされていますが、海外ではすでに2016年8月から販売しているモデルとなります。


今回日本に導入されるのは、同じく右ハンドル市場であるタイの工場で生産された仕様で輸入車となります。現状では1.2Lの発電用エンジンとモーターを組み合わせた「e-POWER」のFFのみのラインアップとなっています。

気になるグレード表は

X X ツートンインテリアエディション
エンジン e-POWER e-POWER
パワーユニット 1.2Lガソリン+モーター(駆動はモーターのみ) 1.2Lガソリン+モーター(駆動はモーターのみ
駆動方式 FF FF
価格(消費税込) 2,759,900円 2,869,900円

輸入車ということもあり、基本はXのみのものグレードです。シート生地が全面合皮となっており、内装にカラフルなオレンジタンをあしらった「ツートーンインテリアエディション」も選択できます。

キックスの特徴

日産独自のパワートレイン「e-POWER」

エンジンは発電に徹し駆動は全てモーターで行うシリーズハイブリッドとなります。発電用に他のe-POWERモデルと同じ1.2L 3気筒エンジンが採用されています。モーターの出力・トルクはノートe-POWERよりも向上しています。走行モードによっては回生ブレーキによる強いエンジンブレーキがかかり、アクセルペダル一つで加速から完全停止まで可能となっています。

プロパイロット(1.0)全車標準装備

高速道路などの自動車専用道路で使用できるプロパイロットが標準装備されています。ミリ波レーダーと単眼カメラで検知して作動させています。制御の改良などは行われているようですが、スカイラインのものとは異なり、ハンズオフ走行はできない前バージョンのものとなります。

適度なサイズ感&広い室内空間

キックスは、ノートなどにも用いられるVプラットフォームがベースとなっています。日本国内でも扱いやすいサイズとしながらも、後席でニールームが600mm、ヘッドルームも85mmとなっており、大人でも充分くつろげる広い室内空間を両立させています。ラゲッジルームも、5人乗車時で423Lと、Mサイズのスーツケースを4個積載できる広さが確保されています。