地球にエコなアイドリングストップ

交差点などで停車する際に、自動でエンジンを止めてくれるのがアイドリングストップ機能です。

ハイブリッドカーをはじめ、一般のガソリン車でも搭載されるようになってきています。

エンジンを止めることのメリットとしては、燃費の向上に繋がることです。

クルマは走っている時だけにガソリンを消費するわけではなく、アイドリング中にも消費されています。

例えば20分の程度のアイドリングを行った場合、クルマにもよりますが、1リッター程度のガソリンを消費してしまうのです。

アイドリングストップはそうした無駄をカットできるのが特徴です。

自動で燃費を向上させてくれますので、この機能があるだけでエコに繋げることができます。

ガソリン代を節約できる

燃費が良くなることによる節約効果もメリットとなります。

信号の多いところや渋滞などの際にはアイドリングをすることが多くなりますが、それらによるロスをカットすることでガソリンの無駄な消費を省き、お財布にも優しい効果を発揮してくれます。

特に昨今はガソリン価格も向上していますので、無駄を省けるのはメリットが大きいでしょう。

アイドリングストップを1日の中で何度もするようなケースですと、年間で2~4万円程度も節約することができます。

地球にやさしい

地球環境に優しくなるのもメリットの一つです。

車社会の問題となっているのが排気ガスですが、大気を汚染すれば、巡りに巡って生物たちの生活にも影響してきますので、できるだけ排気ガスを出さないことが重要です。

そのための取り組みができるのもアイドリングストップであり、地球環境にも優しいクルマと言えます。

デメリット

デメリットとしては、車両本体価格が割高になってしまうことが挙げられます。特別な機構が必要となりますので、その分、未搭載車と比べると価格が高い設定になっていることが多いです。

ガソリンの節約になるのが一つのメリットでしたが、購入価格が割高になることで節約効果も小さくなってしまうかもしれません。

エアコンの冷風が出ない場合があるのもデメリットになります。

クルマによってはアイドリングストップ中でも冷たい風が出るようになっていますが、一部のクルマのみです。

夏場だと、停車する度にぬるい風が出るようになりますので、機能的な不便を感じてしまう可能性があるかもしれません。

エンジンのオンとオフのタイムラグが気になる可能性もデメリットとして考えられます。慣れることで発進のタイミングを合わせることもできますが、それまではスタートの遅れがストレスになることもあります。

一番のデメリットはアイドリングストップ専用バッテリーの価格が高いことでしょう。

通常のバッテリーに比べ1.5倍~2倍近い価格になっています。

これからはほとんどの車両がアイドリングストップになる

メリットとデメリットでプラマイゼロと考えてもいいでしょう。

今でもターボ車を除くほとんどのクルマがアイドリングストップ化されています。

今後はターボ車にもアイドリングストップが標準化されてくるでしょう。

木本壱成木本壱成

結局はプラマイゼロなので、気にしないことが一番です。