あまり知られていないエアーコンディショナーの使い方

クルマのA/Cというのはエアーコンディショナーのことであり、家庭用のエアコンと同じ物を意味します。

冷房だけでなく暖房を使う時にも役立つ機能です。

ただ暖房の場合、送風だけでも暖かい空気を出すことができるので、エアコンを使用する意味があるのか迷ってしまう人も多いと思います。

A/Cは使ったほうがいい

基本的に使った方が良いと機能となります。というのもオンにすることで除湿をすることができるからです。

寒い時期になると寒暖差や車内の熱気、乗員の呼気によって窓ガラスが曇りやすくなりますが、視界不良の状態で運転をするのは危険です。

時には突然曇り出すこともあり、その上で雪などによる天候不良も重なることで安全な視界が奪われてしまうこともあります。

そのような事態に陥らないためにも、基本的にはオンにしておき、クリアな視界を保てるようにする必要があります。

多少の燃費には目をつぶろう

エアコンを使用すると燃費に影響するかどうかが気になると思いますが、悪くなったとしてもちょっとだけ燃費が悪くなるくらいです。

コンプレッサーを駆動させるためにエンジンの動力を要しますので、数%程度は悪くなってしまう可能性があります。

なお、冷房の場合ですと1~2割程度の燃費が悪化する可能性があります。暖房と比較すると影響が少し大きいかもしれません。

そのような差異があるのは、温める場合だとエンジンの熱が利用できるのが理由です。

暖房時は効率的に温めることができ、温度を上げる目的ならエアコンを使用せずともよくなるのです。

それでも燃費が気になる時の対処法

暖房による燃費が気になる場合の対処法もあります。

それは、まず窓を開けて気温や湿度を調整する方法です。

窓を閉め切っていると気温や湿度も向上しやすくなり結果的に曇りやすくもなりますので、多少の曇りなら窓の開閉で対処できます。

また、デフロスターやデフォッガースイッチを押して対策することもできます。

これらはフロントやリアに送風あるいは熱線によって視界を確保するというものですが、特徴を理解して利用すれば適宜曇り対策をすることが可能です。

クルマに不慣れなドライバーだと利用する機会が少ないかもしれませんが、安全を確保するための機能でもありますので、使い方を把握して使用することが大切です。

曇ってしまった時の対策にはこういった方法もありますが、基本的にはエアコンをすぐにオンにした方が最も効率的で効果があります。

大切なことは安全に運転ができる状況を作ることですので、多少の燃費の低下は大目に見て安全第一で機能をフル活用するべきです。