今回は、クルマのリサイクル券にも記載されている「シュレッダーダスト処理」について書いていきたいと思います。何となくぼんやりとしたイメージは持っている人もいるかもしれませんが、ビシッと解説していきましょう。

シュレッダーダスト

シュレッダーダスト処理について

シュレッダーダストの処理って、どんなふうにされているの?
物質・熱を回収するリサイクル、焼却、埋立などいくつかの処理方法があります。

シュレッダーダスト処理には、以下のような方法があります。

  1. 全部再資源化:シュレッダーに掛けず、プレスした廃車ガラを丸ごと製鉄用電炉などに投入する処理方法
  2. マテリアルリサイクル:固形燃料や路盤材として再生する処理方法
  3. サーマルリサイクル:焼却熱を発電等に利用してエネルギーとして回収する処理方法
  4. 焼却:ガス化溶融炉等での焼却処理
  5. 埋立:管理型最終処分場への埋立処理
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マテリアルリサイクル・サーマルリサイクルを行なう施設を総称して、『ASR再資源化施設』といいます。

リサイクル率って、いったい何を表しているの?
発生したASRの内で、素材や熱として回収できた割合を示すものです。

全部再資源化(約95%)、ASR再資源化施設(約75%)、焼却・埋立(0%)とシュレッダーダストの処理方法によってそれぞれカウントされるリサイクル率が異なります。発生したシュレッダーダストを処理方法ごとに集計してリサイクル率が計算されます。

自動車リサイクル法では、毎年度ごとにリサイクル実績の公表が義務付けられてます。

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シュレッダーダストは、自動車を解体した後に残る廃棄物です。現在では自動車のリサイクル率は約95%にもなっているんです。