アクセラ マイナーチェンジのポイント
2013年11月に現行の3代目にモデルチェンジ後、2016年7月に大規模なマイナーチェンジを実地したアクセラですが、主な変更点は次の4つになります。
- ディーゼルラインアップを拡充。
- 「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第一弾「G-Vectoring Control」を採用。
- 単眼カメラを搭載し、予防安全性能を強化。
- 内外装デザインを変更。
1.5Lディーゼルエンジン車を投入
ビッグマイナーチェンジを機に販売構成比の低い2.0Lガソリンエンジンを廃止し、同価格帯に1.5Lディーゼルエンジン車を投入。
CX-5やデミオでは半数以上を占めるマツダの強みであるディーゼルエンジンを200万円台前半から用意しています。
マツダの強みであるクリーンディーゼルが低価格で選べるのは嬉しいですよね。
G-Vectoring Controlを採用
運転をする愉しさを高めるために「G-Vectoring Control(Gベクタリングコントロール)」を採用しました。
エンジン、トランスミッション、ボディなどを統合制御する技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第一弾となります。
「エンジンでシャシーの性能を高める」をコンセプトに、ドライバーのステアリング操作に応じてエンジンの駆動トルクを制御し、Gをコントロールしています。
エンジントルクを絞ることで前輪へ荷重を、逆に絞ったトルクを緩めることで後輪へ荷重を移動させます。
それにより、コーナーリングで発生する横Gを滑らかに縦(加速)Gにつなげ、滑らかで安定したコーナリングとステアリング操作に対する応答性向上を実現しています。
各種デバイスの採用により、安全性能を強化
従来のミリ波レーダーに加え赤外線レーザーレーダーから単眼カメラへ変更することで、歩行者検知を可能にするとともに、作動速度域が拡大されたのが大きなポイントです。併せて、レーンキープ・アシストも追加されました。
旧型 | 新型 | |
---|---|---|
歩行者:- |
歩行者:10km/h~80km/h |
|
+ ハイ・ビーム・コントロールシステム |
*アダプティブ・LED・ヘッドライトの機能
- グレアフリー(防眩)ハイビーム:カメラで対向車・先行車を検知して、部分消灯します。
- ワイド配光ロービーム:約40km/h以下で走行時に、ヘッドライト内のワイド配光ロービームで左右まで照射します。
- ハイウェイモード:約95km/h以上で走行時に自動的に光軸を上げ、より遠方を照射します。
内外装のデザインの変更
フロントヘッドランプのLED化。
また、ヘッドライトとグリルデザインも若干変更されています。
内装は、インパネ、ドアトリム、ステアリングのデザインなどを変更。
2.2Lディーゼルエンジン車のみ、電動パーキングブレーキを新たに装備しています。
まとめ
マツダデザインともいわれるくらい洗練されたエクステリアに安全性能が強化され、一段と隙がなくなったクルマに仕上がっています。
さらに「走る愉しさ」も忘れていません。マツダ主力車種を担うモデルです。
マツダは勢いがありますね。クルマ本来の「運転する愉しさ」を大事にしています。