コンパクトカー市場を再確認してみよう

そもそも、コンパクトカーの市場って・・・

登録乗用車におけるコンパクトカーのシェアは、ここ5年間平均して40%程度を確保しており、2016年度上期の登録乗用車車種別販売台数ランキングでも15車種中9車種がランクインするなど、登録乗用車市場の中でも台数ボリュームの大きいカテゴリーとなっています。

ヴィッツやフィットなどの一般的なコンパクトカーだけでなく、コンパクトミニバンやコンパクトトールワゴンなど、様々なボディタイプのあるカテゴリーです。

木本壱成木本壱成

最近ではコンパクトカーの派生車種が増えています。

2016年度上期 登録乗用車車種別販売台数

順位 メーカー通称名 メーカー名 台数
1
プリウス トヨタ 136,616
2
アクア トヨタ 81,826
3
シエンタ トヨタ 62,794
4
フィット ホンダ 52,675
5
ヴォクシー トヨタ 42,800
6
パッソ トヨタ 42,611
7
カローラ トヨタ 42,255
8
ノート 日産 40,627
9
ヴェゼル ホンダ 37,252
10
ヴィッツ トヨタ 36,794
11
セレナ 日産 27,861
12
デミオ マツダ 25,814
13
ステップワゴン ホンダ 24,793
14
ノア トヨタ 24,592
15
ソリオ スズキ 24,516

赤字はコンパクトカー

コンパクトミニバンとコンパクトトールワゴン、どんなヒトにオススメ?

コンパクトミニバンがオススメなヒト

  • スライドドア、3列目シート(6人以上乗車)などの機能は魅力的だが、セレナ・ノアなどのミニバンでは大きすぎる。
  • セレナ・ノアなどのミニバンと比べて、機能・性能面で劣らず、お手頃な価格を求めている。

ホンダ フリード

排気量:1.5L/1.5L HEV
価格:2,256,000円~
燃費消費率:16.4~27.2km/L
全長✕全幅✕全高(mm):4,265✕1,695✕1,710~1,735
室内長✕室内幅✕室内高(mm):3,045✕1,455✕1,275~1,285
最小回転半径:5.2m

  • 発売直後の1か月間で、受注台数は販売計画の約4倍以上の27,000台。
  • ガソリンとハイブリッドの比率は半々。
  • 売れ筋は運転支援システム搭載の最上位グレードで、ガソリンは7割、ハイブリッドでも6割以上を占めています。
  • 運転支援システムの機能が充実しており、自動ブレーキ機能は歩行者も認識します。

トヨタ シエンタ

排気量:1.5L/1.5L HEV
価格:1,689,709円~
燃費消費率:15.4~27.2km/L
全長✕全幅✕全高(mm):4,235✕1,695✕1,675~1,695
室内長✕室内幅✕室内高(mm):2,535✕1,470✕1,280
最小回転半径:5.8m

  • 発売後、2年目に入った2016年の上半期も平均月1万台以上を販売。
  • ハイブリッドとガソリンの比率は半々。
  • 個性的なエクステリアデザインとボディカラー。
  • 運転支援システムはあるものの、歩行者認識はできない。

コンパクトトールワゴンがオススメなヒト

  • コンパクトカー感覚で運転したいが、車内の広さを求める。
  • 6人以上乗れなくてもいいが、スライドドアは必要。
  • なるべく低価格で購入したい。

スズキ ソリオ

排気量:1.2L/1.2L HEV
価格:1,454,760円~
燃費消費率:22.0~32.0km/L
全長✕全幅✕全高(mm):3,710✕1,625✕1,745
室内長✕室内幅✕室内高(mm):2,515✕1,420✕1,360
最小回転半径:4.8m

  • 独自のハイブリッドシステムを採用し、燃費はコンパクトトールワゴンNo,1。
  • アグレッシブな外観のバンディットも用意。
  • 予防安全アセスメントにおいて、コンパクトトールワゴンの中で最高得点を獲得するとともに、最高ランクの「先進安全車プラス(ASV+)」に選定されています(ただし、運転支援システム装着車のみ)。

トヨタ スペイド/ポルテ

排気量:1.5L
価格:1,777,680円~
燃費消費率:16.0~22.2km/L
全長✕全幅✕全高(mm):3,995✕1,695✕1,690~1,720
室内長✕室内幅✕室内高(mm):2,160✕1,420✕1,380
最小回転半径:5.0m

  • 1,020㎜の開口幅を持つ助手席側スライドドアと300㎜の低フロアによる乗降性が強み。
  • 自動ブレーキなどの運転支援システムはあるものの、歩行者認識はない。

スバル ジャスティ

排気量:1.0L
価格:1,528,200円~
燃費消費率:21.8~24.6km/L
全長✕全幅✕全高(mm):3,700~3,715✕1,670✕1,735
室内長✕室内幅✕室内高(mm):2,180✕1,480✕1,355
最小回転半径:4.6~4.7m

  • コンパクトクラストップレベルの前後席間距離と室内幅で実現した、ゆとりの居住空間。
  • 運転支援システムを全車標準装備。

まとめ

コンパクトカーといってもトールワゴン系にするのかミニバン系にするのかを選ぶ必要があります。特にこの2つの派生車種は比較されることが多いので、今のライフスタイルに合ったクルマを選択してください。

木本壱成木本壱成

コンパクトカーは爆発的な加速力や飛びぬけて低燃費というわけではありませんが、バランス良くまとまっているクルマになっています。