自動車保険の見直しは重要です

自動車保険の見直しをするとき、保険料や補償内容などを比較検討することも大切ですが、乗り換えをするときに「想定しなかった事態がおきて乗り換えなければよかった」と後悔することになるかもしれないので気をつけましょう。

気をつけるべき注意点

注意点としては次のようなことがります。

まず、自動車保険の保険料を決定する上で重要なことは”等級の引き継ぎができるのか”ということです。

大抵の保険会社であれば、同等の内容で乗り換えをしたとしても、前の契約で設定されていた等級を引き継いでくれるので、保険料が極端に高くなることはありません。

ところが”加入していた自動車保険が満期になったので、新しい自動車保険に乗り換えた”場合、同じ等級を引き継ぐことが出来るのは満期日の翌日から7日以内となっています。

もしも、この期間を過ぎてしまったら、どうなるのかというと、前の契約の等級によっては、等級が下がってしまうかもしれません。

もう少し詳しく言うと、満期日の8日から13ヶ月の間に、新しい契約を結ぶと、中断新規と呼ばれる等級の引き継ぎ方になります。

6F等級もしくは7等級以上であった場合には6F等級に、1から5等級であった場合には同じ等級を、6A~6E等級は前契約が1年満了していれば6F等級、満了前に乗り換えたら同じ等級ということになります。

完全に新規であった場合の6Aから6E等級に比べて、6F等級のほうが保険料の割引率が大きいとは言え、せっかく最高の20等級まで到達した人が6F等級に引き下げられて、また元の等級まで上げていくとなれば無事故で過ごしたとしても14年もかかってしまいます。

7日以内でなければ、ほんの1日でも遅れたらそのようなことになってしまうのですから、空白期間はできるだけなくせるように、スムーズな乗り換えの準備が必要です。

担当者に相談する

失敗を防ぐためにも、保険会社の担当者に相談をして、上手く契約日の調整をしてもらうようにしておきましょう。

また、大抵の保険会社で引き継げる、ということでしたが、一部では保険会社の対応が変わってくるので出来ない可能性があります。その点は十分に確認しておきましょう。

木本壱成木本壱成

せっかくの等級をムダにしないよう、担当者と相談してください。