結構多いバッテリートラブル
クルマのバッテリーは走行中のモーターなどによって自動的に充電されています。
ということは、走行中でない、たとえば駐車場に停車中に、車内のエアコンやライトなど電気を使うオプションを付けっぱなしにしていると、充電されずに残量だけ減っていくことになるため、いずれ残量が無くなってクルマのエンジンがかからなくなってしまうということです。
この状態を”バッテリーが上がった状態”といい、よく起こり得るクルマのトラブルのひとつとして知られています。
バッテリー上がりの対処法
クルマのバッテリーが上がってしまった際の対処法としては、他の車の力を借りて強制的にエンジンを始動させることと、バッテリー自体を交換する方法が挙げられます。
後者の場合は、急に引き起こるというより、車検などのチェックによって発覚するものなので、急に引き起こることがある前者の対処法について見ていきましょう。
必要となるのは、救援車とブースターケーブルです。
救援車といっても普通の動く車で十分であり、近くにいる人に依頼するか、可能であれば家族や知人を呼ぶかを選択することになります。
ブースターケーブルに関しては、カー用品店などで売られているので、いざという時のために購入して備えておきましょう。
ケーブルは繋ぐ順番が非常に大切であり、これを誤ると正しく起動させることができません。
故障車のプラスに赤いケーブル、救援者のプラスに赤いケーブル、救援車のマイナスに黒いケーブル、最後に故障車の金属部分に黒いケーブルを繋げます。
ただ、実際は気が動転していることが多く、冷静な判断ができないことがあるため、スマートフォンなどが使える場合には、それを確認しながら実行すると安心です。
バッテリーが上がった場合は交換を
バッテリーが上がってしまった場合には、それを充電することで使えるようにはなりますが完全に元の状態には戻りません。
できれば新しいバッテリーと交換することをオススメします。
また、今後同じことを繰り返さないように、バッテリーが上がってしまった原因を必ず確認しておくことも重要といえるでしょう。